AuroraHDRでLUTを使う方法

AuroraHDRでLUTを使う方法(titleimage)
ラットを使う方法なのにキャットなのは・・・

AuroraHDRではLUTを使って簡単にシーンを変更できます。

LUTとは?

LUT(ラット)とは Look Up Table の略で、色味が変更されたプリセットです。 これを変更するだけで即座に写真の雰囲気を変える事ができます。

LUTマッピングの選択

AuroraHDRのプリセットにも使われていますので「質感は良いけど色味を変えたい」などと思う時は、とりあえずLUTを変更してみるのも良いですし、全ての設定をリセットしてから最初にLUTで色味を決めてから各種調整するのも良いと思います。

※勿論、LUTを使わずに色調整もできます

LUTを使ってみる

難しいことは考えずAuroraHDRに最初から入っているLUTを使ってみましょう

方法は簡単です。調整テーブルの中間位にあるLUTを選択するだけです。選択と同時に色味が変わりますので好み設定にするだけです。

幾つか紹介しますが、LUTを使う前の注意点があります。

画像の調整は全てリセットしてから行ってください。RAWの時点での調整もプレーンな状態にしておきましょう、LUTは色調整されたプリセットなので、調整された画像に使用するとプリセット本来の色味が再現できず、スタート地点の色味が変わってしまいますので、LUTを載せた後で好みの調整にすることをお勧めします。

では、サラッと幾つか変えてみましょう

LUT使用例その1(image)
LUT → Lutify.me-BW-Max (このLutifiy.me シリーズのLUTはAuroraHDR公式HPにて無料ダウンロードできます)
LUT使用例その2(image)
LUT → Lutify.me-Aged-K-14 (エイジング加工のような雰囲気のLUTです)
LUT使用例その3(image)
LUT → Lutifiy.me-2-Strip-prosess (クロスプロセスのの様な雰囲気で個人的に好きなLUTです)
LUT使用例その4(image)
LUT → Glorious (これは確かデフォルトで入っていたLUTです。使いやすいLUTだと思います)

LUTをダウンロードする

デフォルトのLUTに良いのが見つからない場合は、AuroraHDRのサイトからダウンロードすることもできますが、種類が少ない上に有料ダウンロードもあるのでイマイチお薦め出来ないのですが、インストール方法を説明を致します。

LUTダウンロード(image)

今回は、使用例で紹介したLUTをダウンロードして使ってみます。

AuroraHDR(公式)LUTダウンロードページ
↑上記サイトから、無料のLUTをダウンロードして下さい。

Windows環境での説明になります(‘◇’)ゞ


ダウンロードした Color_Grading_3D_LUTs > Color Grading 3D LUTs (33x33x33 Size) フォルダ中に .cube の拡張子が付いたファイルが複数あると思います。このファイルを好きな場所に置き毎回呼び出すのも良いのですが面倒なのでAuroraHDRのプログラム内にあるフォルダに移動してセレクターから呼び出せるようにします。

全ての.cubeファイルをコピーまたは切り取りをして。
Program Files > Skylum > Aurora HDR > Data > LutFiles の中にペーストします。

↑以上の操作でAuroraHDRから直接LUTを呼び出せるようになります

AuroraHDR公式以外でもLUTは無料や有料で配布しているサイトが多数ありますので気に入ったLUTをダウンロードして使ってみて下さい。

LUTを作ってみる

LUTファイルは自作も出来ますのでPhotoShop CC を使った作成方法を紹介いたします。

最初に補正されていないファイルを用意してください。補正されている写真で色合いを調整しても、調整されていない写真では違った色になってしまいますので、プレーンな状態の写真を使うようにしてください。

今回は、露出がマイナスな写真を使ってみます。(この写真は、Photoshopで書き出したファイルです)

Photoshopに画像を背景として読み込みます。通常に読み込むと背景として読み込まれますが、背景になっていない場合は背景にしてください。背景が無いとLUTを書き出せません。
レイヤー → 新規 → レイヤーから背景 で変換できます。

ここで、調整レイヤーで好みの調整をして下さい。

今回は簡単な補正のみをしました。(この写真も、Photoshopで書き出したファイルです)

次に、ファイル → 書き出し → カラールックアップテーブルをエクスポート を選択

この操作で背景以外の調整レイヤー部分のカラールックアップテーブルを作り後で呼び出す事が出来ます。

設定して書き出し

画質のグリッドポイントは、大きくしすぎると読み込めませんでした。中か大までにした方が無難です。PCの性能によるのかな・・ ここは不確かです。すいません。
今回はCUBEのみに☑チェックをして書き出します。

次に先ほどの要領でAuroraHDRに書き出した。.CUBEファイルを読み込みます。

ですが問題があります。

おなじRAWファイルを読み込みましたがAuroraHDRに読み込まれた時点で自動的に補正がかかっていますのでLUTを使うと明るくなりすぎてしまいました。

AuroraHDRで読み込んで自作LUTを使った直後の画像。これは調整スライダーを全てリセットした状態です。

しかし色の調整は効いていますので、ここからAuroraHDRの調整をしていきます

AuroraHDRにて調整後ですが・・・  なんかイマイチですいません

今回は、LUTを使って好みの色を簡単に呼び出す方法をご紹介いたしました。


クリエイターが作ったLUT等は、それはもう凄く良い雰囲気なのですが、私の自作は・・・ しょぼくて申し訳ございませんでした。精進いたします

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