AuroraHDR[1-1] 概要

AuroraHDR-概要(image)
タイトル画像は名古屋モード学園

個人的に好きで使っているHDRに特化した写真編集ソフト、SKYLUM 社のAuroraHDRについて紹介しています。

AuroraHDRとは

AuroraHDRはHDR(ハイダイナミックレンジ:wikipedia参照)と呼ばれる写真の明暗を最大限に引き出す加工に特化したソフトですが、RAW現像ソフトとしても使えます。

まず最初に人の知覚はデジタル写真とは比較にならないほど優れた範囲で明暗、特に暗部の諧調を認識することが出来ますが、デジタル写真では明るさ範囲が狭い為、明暗の差が激しい被写体では、明るい所を測光すれば黒飛してしまい、暗部を測光すれば白飛びしてしまいます。勿論そのコントラストを生かした写真も雰囲気がありカッコ良いのですが、景色などは知覚できる明るさの範囲を増やし諧調が豊かな方が美しい写真になるでしょう

そこで明るさ範囲が違う画像データを合成してダイナミックレンジを上げるという方法を使います

AuroraHDRに3枚のRAW画像を読み込んだ画面(image)
別の記事で、設定方法を説明いたします。

マイナス露出 + 基準露出 + プラス露出 = HDR

AuroraHDRを使えば最初から入っているプリセット一発で簡単に現像する事が出来ます。

AuroraHDRのプリセットを使っている画面(image)
今回は、SergeRamelli Looks → HDR Booster のプリセットを使ってみました。
プリセットを使って簡単にHDR合成した完成画像(image)
AuroraHDRのプリセットを使えば簡単にHDRが出来ます

最初はプリセットを色々試してみて遊んでみると良いと思いますが、HDRというとカリカリした色と質感というイメージの人もいると思います。

確かにプリセットはHDRの特徴を出す為に誇張されている設定のものもありますが、プリセットの設定値は全て自由に変更出来ますのでHDRの調整、色調、コントラスト、トーンカーブ、等を調整し、レイヤーマスクを使用して部分的な調整もすれば個人の感覚に合った写真に仕上げることが出来ます。

LUTの選択と調整スライダー(image)

LUT(Look Up Table)ファイルを使うことも出来ますので、好みの色調設定を指定フォルダ内に入れる事で簡単に呼び出す事も出来ます。

AuroraHDRは、RAWファイル、TIFFファイル、JPEGファイルで合成することが出来ますが、一番きれいに仕上がるのはRAWファイルです。基本的に他のファイル形式での合成はお勧めしませんが、RAWファイルは多くのカメラが対応しているファイル形式なので問題はないでしょう

AuroraHDRの必要スペック

Windows

2022年4月時点、私は、Windows11、AMD Ryzen5 3600にて動作しています。初めてインストールした段階では古い自作PCを使用していた為、GL3.3以下 で RAM8G以下のグラフィックボードではRAWファイルを使う事が出来ませんでしたので古いパソコンの場合は注意してください。

グラフィックスGL3.3以降の互換性のあるもの
プロセッサーIntel Core i5以上
OSWindows 7(x64-bitのみ)
RAM8G以上
ディスク空き容量10GBの空き容量

Mac

Macモデル2010年初期以降
Mac OS10.11以上
RAM8G以上
ディスクの空き容量10GBの空き容量

AuroraHDRの導入

インストール自体は特に設定が必要な事もありませんでしたので割愛して入手先リンクだけになります

SKYLIM 公式 AuroraHDRサイト
SKYRIM(wikipedia参照)は2008年ウクライナで生まれた企業です

Amazon AuroraHDR 購入ページ
↑商品名にHDR画像改良プログラム ? と紛らわしい言葉が書かれていますが、私はココから購入・ダウンロードして使えています。 

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